整形しまだクリニック|京都府城陽市久津川で整形外科、腰痛、肩こり、スポーツ障害、骨粗しょう症(骨粗鬆症)は当院へ

〒610-0101 京都府城陽市平川山道46-25-3 TEL 0774-66-7681

子どもの整形外科

子供の時期の病気・ケガはそれからの成長と発達に大きく影響します。

子どもの整形外科
子供の時期の病気・ケガはそれからの成長と発達に大きく影響します。12歳までの小児期にしか無い病気・損傷が大人になった時に後遺症を引き起こすこともございます。先天性疾患・代謝性疾患に加えて、骨・筋肉・神経の発達と成長をも理解した上での治療が必要となって参ります。
整形しまだクリニックでは、お子様のケガなどの整形外科疾患に幅広く対応しておりますので、お子様の身体で気になることがおありの親御様は、どうぞお気軽にご相談下さい。

子どもの整形外科の主な疾患 ※詳しくは下記をクリック
O 脚 X 脚 内 反 足 腰 痛
股関節痛 成 長 痛 小児期のスポーツ障害

子どもの整形外科の主な疾患

■ O 脚

O  脚
O脚とは、両側の踵をつけて立たせ、正面から見て両膝の間が開いている状態で、英語のОに似ていることからこう呼ばれています。病因、発生機序は子宮内の胎位が大きく関与しているといわれています。満期産の場合には、産まれる前は下腿が内反、内捻した肢位にあります。この下腿の内反が主原因です。生理的なO脚は歩行を開始するころに目立ってきて来院することが多いのですが、歩くことによって骨には外ねじれの力が加わりますので、徐々に3歳に向かって改善していくのが自然の経過です。従って基本的には治療は必要ありません。しかし2歳を過ぎても全く改善傾向が見られない場合には、装具療法が必要なことがまれにあります。

■ X 脚

X脚とは、両側の膝をつけて立たせ(重ねない)、正面から見て両側のかかとの間が開いている状態をいいます。英語のXに似ていることからこう呼ばれています。病因、発生機序については関節のゆるみを主原因とする考え方がありますが、明確なものではありません。生理的なX脚は3~5歳を中心に見られ、7歳ごろには自然に改善するのがほとんどです。基本的に治療は必要ありません。ひざの内側側副靭(じん)帯のゆるみをこれ以上悪くしないよう、程度が強い場合には内側を高くした足底板を使用することもあります。

■ 内 反 足

先天性内反足は生まれつき足の形の変形が明らかですので、通常は生まれた直後に診断されます。発生頻度は0.1%以下といわれていますので、1000出生に1人以下の稀な疾患といえるでしょう。内反足には足の変形以外に異常がない狭義の内反足と、神経疾患や骨系統疾患などの疾患の一徴候としておこる症候性の内反足に大きく分れます。一般的に症候性内反足は難治例が多く、治療にたいする考え方が異なります。内反足は外表から明らかにわかる疾患ですので、生後すぐに診断されることがほとんどです。一般的にはなるべく早く治療を始めることをお勧めしております。

■ 腰 痛

スポーツを頑張っているお子様の腰痛では、腰椎分離症に注意が必要です。分離症は腰椎の上下関節突起間部に外力が持続して加わることによって起こる疲労骨折と考えられています。12~17歳に多く、骨折と言ってもその症状は様々で、腰部の不快感程度に軽いことも多いため注意が必要です。レントゲンで分離の有無を検査しギブスまたは硬性コルセットで固定して骨癒合を待ちます。

■ 股関節痛

股関節痛
風邪をひいて熱を出した数日後や、飛んだり跳ねたりして遊んだ数日後に股関節を痛がり、時には歩行も困難になることがあります。股関節の動きが悪くなり、曲げたり、開いたりすると痛がります。レントゲンで大腿骨の頭の形に異常がないかを調べます。レントゲンで問題なく、安静にすることで5日~1週間程で痛みがなくなり、関節の動きも良くなる場合を、単純性股関節炎と診断します。ただしお子様の場合、神経が十分に発達していませんから、股関節が原因でも膝を痛がったりすることがありますので注意が必要です。

■ 成 長 痛

2~6歳に多いとされていますが学童期にもみられる下肢の痛みです。夕方~夜に、主に膝の周りを痛がり泣いて、さすったりしていると落ち着きます。朝にはまったく痛みを訴えず元気に遊べます。夜中に急に泣いて起きることもあります。痛みの原因はよくわかっていません。痛みが右や左と様々で夜間のみであれば、安心しても良いでしょう。ただし小児期では骨腫傷などもありますので、昼間も痛がる場合には注意が必要です。

■ 小児期のスポーツ障害

1.オスグットシュラッター病
膝正面のお皿(膝蓋骨)の下が突出して痛みます。ジャンプや蹴る動作の連続によって起こる成長期の障害のひとつです。治療はオスグットバンドの装着や大腿四頭筋のストレッチを行います。

2.踵骨骨端症
学童期のサッカーやバスケット、野球など走るスポーツをしている子供に起こる踵の痛みです。 当初はスポーツの時だけの痛みですが、ひどくなると歩くときにも痛がるようになり、びっこをひくこともあります。踵の成長線にかかる過度の負荷が原因と考えられており、治療は患部へのレーザー照射やアキレス腱のストレッチを行います。踵への衝撃を緩和するために、クッションの良いインソールを使うことも有効です。